dotとは?

メールの返事をAIに書いてもらう。それだけなら、すでに試したことがある方もいると思います。
ただ、返事を書く前にやることがあります。私の返事が必要なのか。前にも同じ話をしていないか。
添付資料はどれか。もう返事をしていないか。
私がいまdotに頼んでいるのは、こうした確認も含めたメールの対応です。新着の中から対応が必要なものを探し、過去のやり取りを読み、返事に必要な情報を集めてもらう。私が判断しなければ進められないことは、質問してもらいます。
AIの使い方を本に書いている私も、メールの確認を任せて、何もかもうまく進んだわけではありません。どこまで調べて、何を私に聞いてほしいのかを、使いながら伝え直しています。
会話していない間も仕事を進めるAI
dotは、OpenAIが2026年9月に発表した、ChatGPTで利用するAIエージェントです。会話のたびに一つの答えを返すだけでなく、継続する仕事を引き受け、会話していない間にも作業を進めます。[1]
調べもの、文書の作成、予定の確認、メールの確認や返信準備などを頼めます。dotには専用のクラウド上のコンピューターがあり、利用者が接続したアプリの情報を使って作業します。私もメールやカレンダー、資料を扱う仕事で使っています。[1][2]
始めるには、パソコンのChatGPTアプリかブラウザーからdotを作り、使いたいアプリを接続します。自分のパソコンを操作させる場合は、別にアクセスを許可します。メールを読むために、必ず自分のパソコンを操作させなければならない、ということではありません。[2]
できることは、接続したアプリと許可した操作によって変わります。病院のメールや患者情報を扱う前には、所属先の利用ルールを確認してください。
今回紹介するのは、私のメール対応の実例です。診療を自動化した話ではありません。
メールをAIに任せても、確認の質問やメールの往復が増えるなら、こちらの仕事は減りません。私も、原稿を読む前に締切だけを尋ねる返信案が出てきて、dotに頼み直しました。
私が頼みたいのは、返信が必要なメールを見つけるところから、返事を準備するところまでです。過去のやり取りや資料も調べてもらいたい。
では、どこまで任せて、何を自分で確認するのか。ここからは実際のメール対応をもとに、その頼み方を紹介します。患者情報を含まない事務連絡を一件、下書きまで任せてみるための依頼文と、送信前の確認点も載せました。