ChatGPTで薬の飲み合わせチェック
外来診療における薬の処方時の課題と、ChatGPTを活用した解決策を紹介します。多剤服用患者の増加や新薬の登場により複雑化する薬の飲み合わせチェックを、AIの力でより迅速かつ正確に行う方法があります。医療の質と効率を高めるAI活用の可能性と、医師の専門性との融合による未来の医療像を探ります。
大塚篤司
2024.09.08
読者限定
ChatGPTで薬の飲み合わせチェック:医療現場でAIが活躍する日も近い?
今日は皆さんに、ChatGPTを使って薬の飲み合わせをチェックする方法をご紹介したいと思います。
外来で患者さんを診察していると、特に高齢の方って、たくさんの種類の薬を飲んでるケースが多いんですよね。 自分の専門の皮膚科の薬とか、よく出す薬だったら、名前聞けばパッとどんな薬か分かるんですけど…最近は新しい薬もどんどん出てくるし、正直「ん?この薬、何だっけ?」ってなることも結構あるんです。
で、そんな時はお薬手帳を見せてもらうんですけど、そこからがまた大変なんです。 書いてある薬の名前を、カルテに一つずつ入力していくのって、地味に時間がかかって…しかも、カタカナばっかりで変換ミスはするし、ジェネリック医薬品だったりすると意味がわからなかったりします。
しかも、処方する薬と、患者さんがすでに飲んでいる薬の飲み合わせを、ちゃんと確認しないといけないんですよね。 併用禁忌や併用注意もあるから、医師として絶対に手を抜けない大事な作業なんです。
この記事は無料で続きを読めます
続きは、1538文字あります。
- ChatGPTのOCR機能が救世主?:薬剤情報を一瞬でテキスト化
- 飲み合わせチェックをAIに相談:専門知識とAIの連携プレイ
- AIは医療現場の未来を変えるか?:ChatGPTがもたらす可能性
すでに登録された方はこちら